季節

2004年3月5日
人生足別離

「サヨナラダケガ人生ダ」

なんて改めて言うまでもなく、
三月は別れの月だ。
実家に帰っても仕様がない僕は
大学を卒業しても、ここにいる。
とりあえず、公務員試験が終わるまでは。

そして、もしかしたら一生ここにいるかもしれない。

こんな風に、僕は流れのままにここにいる。
変わりたいと願いつつも、
どんなことでも、変化することは嫌い。

Iさんが実家に戻った。
四月からは警察学校に行くらしい。
警察学校を出たら、
少年警察補導員になるとのこと。
お別れに、二人でご飯を食べに行ったけど、
取り留めのない話ばかりして、別れた。

「私、誰にも『さよなら』とは言わないことにしたの」
僕も『さようなら』という言葉は好きじゃない。

「それじゃ、お世話になりました。体に気をつけて。元気でね。」

また、会うことがあるかもしれない。
けれども、もう、会うことはないかもしれない。


何か、言い忘れたことがあるような気がして、ならなかった。

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