かっこつけの苦しみ

2004年5月31日
希代の良いかっこしい。見栄坊。
坂口安吾が太宰を評した言葉だが、
別の言い方をすると希代の「恥ずかしがりや」
希代の「傷心家」

弱いなぁ

僕は弱いんです。
と言ったら、きょとんとされた。

「幸せさえも、たかが知れている。」
そんな言葉が、ふっとよぎって、
とても頼りない、寂しい想いにかられる。

虚無とは思想ではない。
虚無とは人間の必須要件であり、
人間そのものとも言える。
これも安吾。

人間は生きることが全部である。

苦しめ、そして苦しむのだ。
それが人間の当然の生活なのだから。


人間の尊さは、自分を苦しめるところにあるのさ。
満足はだれでも好むよ。けだものでもね。


人生を面白がろうとしないのだ。
面白くないことを百も承知で平気で生きている奴の自信に
圧倒されたのである。


みんな安吾

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